住友コレクション 泉屋博古館

収蔵品紹介 > 青銅器 > 鴟鴞卣(しきょうゆう)

鴟鴞卣

商時代後期 前12~11世紀
高29.1㎝

ミミズクを背中合わせにしたような造形の器である。当時、ミミズクは悪霊が跋扈する夜間に宗廟を守護する番人と考えられたようで、青銅器や玉器のモチーフに多く使用された。本器は釣り手が付いていて、酒を運ぶのに用いられた。張りのある腹部にミミズクの翼を大きく表している。蓋が顔面をあらわすが、ミミズクの顔を忠実に表現せず、当時流行した饕餮の顔面に置きかえている。文様の彫りが深く、極めて鋳上がりの良い名品である。

青銅器一覧

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