住友コレクション 泉屋博古館

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匽侯旨鼎

西周時代前期 前11~10世紀
高20.4㎝

三本足の肉を煮炊きするための器である。鼎は中国古代において最も大量に製作され、とくに周時代では権威の象徴として重要視された。本器は胴部に饕餮文が大きく表現されている。薄肉彫りの眼・鼻・眉・角・胴が分離し、角には羽状の装飾がほどこされている。内壁に21字の銘があり、匽侯である旨が初めて周の宗室に朝見し、周王より宝貝を授かったことが記されている。西周初期の西周諸侯と周王との関係を伝える貴重な史料である。

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