住友コレクション 泉屋博古館

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石山切

藤原定信  平安時代 12世紀
縦20.0㎝ 横15.8㎝

白河上皇の六十賀での献上品と推定される「本願寺本三十六人家集」のうち「貫之集下」の断簡。筆者とされる藤原定信(1088~1154)は世尊寺家第5代で、12世紀を代表する能筆。

素早く流れるような運筆で、紀貫之の恋歌四首がしたためられる。料紙のデザインに呼応した散らし書きは軽やかで機知に富む。染紙を破り継ぎ、金銀泥の折枝・飛鳥文様、金銀揉箔を施した料紙からは、貴族の美意識を極めた院政期の調度手本の華麗さがしのばれる。


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