住友コレクション 泉屋博古館

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仮名消息

藤原俊成  鎌倉時代 12世紀
縦27.5㎝ 横46.7㎝

藤原俊成(1114~1204)は平安末期から鎌倉初期の代表的歌人。歌学にも熱心で、多くの歌集を書写した。歌人としての尊崇から、圭角鋭く奇癖の強い筆跡も愛好され、その書法を倣う者も現れた。

これは贈られた花の礼状で、受け取りが遅れた言い訳ののち、その白い花は80歳を過ぎた今まで見たことがない珍種だと感激を綴っている。老筆ながら力強く、端書きや行間書きが律動感を添え、当代一流の歌学者の闊達さがいきいきと伝わってくる。


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