住友コレクション 泉屋博古館

収蔵品紹介 > 日本書跡 > 熊野懐紙

熊野懐紙

藤原定家  鎌倉 建仁元年(1201)
縦31.4㎝ 横49.3㎝

藤原定家(1162~1241)は、多くの名歌をのこし、『新古今和歌集』などの撰者もつとめた鎌倉時代の歌人、歌学者。後鳥羽上皇の熊野詣では、その道中で歌会がたびたび催されたが、これははじめて参加した定家が近露王子社で書いた懐紙。月をめぐる詠歌を即興的に書き留めており、書式にこだわらない自由な姿勢がうかがえる。定家の書跡は古筆の中でも特に早い時期から尊重され、この懐紙も近世初期の近衛信尹が模写したと伝えられる。

日本書跡一覧

寸松庵色紙
石山切
仮名消息
熊野懐紙