住友コレクション 泉屋博古館

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スオミ

東山魁夷〔明治41年(1908)~平成11年(1999)〕  昭和38年(1963)
紙本着色 縦88.0㎝ 横129.0㎝

横浜市に生まれる。昭和6年東京美術学校を卒業、結城素明に師事。在学中の4年第10回帝展で初入選。8年渡独、ヨ-ロッパ美術を研究。22年第3回日展「残照」で特選となり、以後、日展を中心に代表作を出品、国民的画家の評価を受ける。44年新宮殿壁画制作で毎日芸術大賞を受賞。50年唐招提寺御影堂障壁画「山雲・濤声」、55年同「黄山暁雲」「桂林月宵」「揚州薫風」を制作。39年日本芸術院会員、44年文化功労者、文化勲章受章。

「スオミ」とは、フィンランド語で「湖の国」の意、フィンランドは湖沼が多く、フィンランド人は、自分の国をこのように呼ぶ。画面には、針葉樹林に囲まれた数多くの湖が点在し、湖と樹林を交互に配する事から音楽的な律動感が生み出された。画面から音楽の響きを看取するのは、クラシックを好んだ魁夷らしい内容である。樹林は、焼群青を用いて表現、その青と天の燻し銀のごとき白色が呼応し、静謐な絵画世界となっている。


近代日本画一覧

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