住友コレクション 泉屋博古館

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銀無垢短刀

後藤一乗作 明治3年(1870)
長34.8㎝

銀無垢の短刀身に、謡曲「翁」の一節を彫る。茎及び刀身に「明治三年庚午仲秋作之時八十翁後藤法眼一乗鏨」の銘をきる。徳川幕府から明治政府へと政体が大きく変化したこの時期に、天下太平と国家安穏を祈る作者の気持ちが伝わる作品である。後藤一乗は、後藤宗家七代顕乗の子寛乗を祖とする後藤八郎兵衛家の六代目で、幕末期の最も優れた金工師の一人。本作品は別掲黒漆塗刻鞘小さ刀拵揃金具とともに後藤一乗晩年の優品である。

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銀無垢短刀
黒漆塗刻鞘小さ刀拵