住友コレクション 泉屋博古館

東京六本木

数寄者・住友春翠と茶―住友コレクションの茶道具と香道具―

 
分館開館10周年の記念展PartⅡとして、「近代の京焼と京都ゆかりの絵画―受け継がれるみやこの美―」展を開催いたします。

 平安時代より、都として文化の中心地であった京都。公家中心の王朝文化が脈々と受け継がれてきました。京都の雅な文化は、様々な美術作品の誕生へと繋がります。住友コレクションにも、京都の華やぎを髣髴とさせる作品が多くみられます。また、江戸時代中期以降、文人と称する人々を中心に煎茶文化が流行し、幕末期の京焼の製陶家は、煎茶具を多く製作しました。近代に活躍した京焼の製陶家も、江戸時代から続く「京のやきもの」としての雅な作品や、文人趣味的な煎茶道具を製作しつつ、新たなやきものの造形を目指し、中国や欧米の陶磁器を京焼に応用していきました。そのような過渡期に活躍した京都の製陶家と画家との作品をご紹介します。

 本展では、住友コレクションの中から、現代に受け継がれるみやこの美を、近世から近代の工芸作品と絵画による典雅と清風の空間でお楽しみいただきます。

主な展示作品 (記載のない作品は全期展示)
■絵画   ■陶磁器他
「二条城行幸図屏風」(前期)   仁清「色絵龍田川水指」
「柳橋柴舟図屏風」(後期)   青木木米 印顆
呉春「蔬菜図巻」(前・後期で場面替え)   三代清風与平「錦彩磁牡丹之画壷」
田能村竹田「梅渓閑居図」(前期)   初代宮川香山「乾山写百合形向付」
村田香谷「西園雅集図」   初代伊東陶山「古代模様細口花瓶」
木島桜谷「柳桜図」(前期)   三代清風与平「天霽碌瓜に虫彫文花瓶」
浦上春琴「蔬果蟲魚帖 」 (前・後期で場面替え)   三代清風与平「染付饕餮文花瓶」
原在中・在明「春花図」 (後期)   初代宮川香山「青華紅彩桃樹文耳付花瓶」
椿椿山「玉堂富貴」 (後期)    
     
■特別出品
板谷波山「葆光彩磁珍果文花瓶」(重要文化財)

開館時間の変更や臨時休館を行うことも予想されますので、念のためお出かけの前に当館HPやハローダイヤル(03-5777-8600)にてご確認ください。