住友コレクション 泉屋博古館

東京六本木

特別展 小川千甕 縦横無尽に生きる

明治・大正時代に住友グループの基礎を築いた住友家15代当主春翠。一方で彼は、公私にわたり文化活動に力を注ぎ、多彩な美術品を収集しました。

このたび生誕150年を迎えた記念として、その美術愛好の足跡を名品とともに振り返る展覧会を2部構成で開催します。

大正時代、50代になった春翠は、次第に幼少時の徳大寺家時代に慣れ親しんだ日本の伝統美術に心惹かれるようになります。自らの美意識に適った茶道具を取り合わせて歴史に残る名茶会を度々催したのもこの時期です。その主要な舞台となったのが大正4年(1915)に完成した天王寺茶臼山(今の大阪市立美術館・慶沢園)の本邸でした。ここでは、また数々の名茶会や園遊会が催され、春翠の趣味が端々まで行き届いた室礼が客をもてなしました。第2部では、春翠が好んだ伝統的な「和の美」に基づく名物茶道具や絵画の逸品とともに、それらが飾られた今はなき茶臼山本邸の様子を伝来資料などで紹介します。
主な展示品(予定)
重要文化財「佐竹本三十六歌仙絵切 源信明」 鎌倉時代・13世紀 泉屋博古館蔵 《後期展示》
藤原定家 「二首懐紙」   鎌倉時代・建仁2年(1202)    泉屋博古館蔵   《前期展示》
重要文化財 黙庵霊淵 「布袋図」   南北朝時代・14世紀   泉屋博古館蔵   《後期展示》
「小井戸茶碗 銘六地蔵」   朝鮮時代・16世紀   泉屋博古館分館蔵    
仁清 「白鶴香合」   江戸時代・17世紀   泉屋博古館分館蔵    
伊藤若冲 「海棠目白図」   江戸時代・18世紀   泉屋博古館蔵   《後期展示》
木島櫻谷 「柳桜図屏風」部分   1917年   泉屋博古館分館蔵   《前期展示》
重要文化財 板谷波山 「葆光彩磁珍果文花瓶」   1917年   泉屋博古館分館蔵    
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